【RADWIMPS】NHK18祭を見ての総評【辛口】

<<18祭を見ての総評>>

 

ただ素直に思ったことを書いてみよう、少し辛口になるかもしれないけど、1ファンとしての感想なので見過ごしてほしい。

 

 

18祭とは、、、

NHKが手掛けるメジャーアーティストの18歳世代の1000人の若者が共演する一度きりのステージ。RADWIMPSは2018年、新曲2曲を引っさげて18祭を盛り上げた。その曲に対する個人的見解を以下つらつらと述べていきたい。

 

《万歳千唱》

行進曲のような軽快なテンポ、僕には若者の弾む心を表現してるようにしか感じませんでした。それなのに1曲の中に何種類の曲調を繋ぎ合わせたら気がすむのでしょう、そんなに僕たちをワクワクさせてどうしたいんですか?初の試み?ボディーパーカッション?羨ましいに決まってます、あれほど楽しそうにキラキラと踊る千人を前に好きな音楽を掻き鳴らせてさぞ幸せなことでしょう。

 

また、まだ成人もしていない若者の口から「おい、どーすんだよ」という言葉を発せられました、心が高ぶって仕方ありません。栄養ドリンクのCMにも使われてしまいそうな、曲そのものがエネルギーに満ち溢れているせいで、自分の心身の疲労が分からなくなってしまいました。

 

タイトルを歌詞に入れることが少ない中で、「万歳千唱」という歌詞が入れたのは何故でしょう、その盛り上がりで曲が締まると思った後に、初めの曲調に戻るあたり、あなた方は何度も何度も私たちの予想を裏切ってくれます。せっかくの心の高ぶりが急に落ち着き心の底まで染み込んできた、興奮と自制、まるで18祭からの筋肉体操を示唆するかのようで、ここまで音楽で若者を表現できてしまうあたりに、もはや脱帽するだけで精一杯でした。

 

 

《正解》

「え、これどっかで聞いたことあるじゃん」と思うような合唱曲のテンポに、学生が好みそうな言葉のチョイス、友・青春・銀河。あまりのストレートさに学生時代を思い出して自然と笑ってしまいました。きっと若い世代の心に響くように、童心の心を呼び起こすように丁寧に作ったんでしょうね、もちろん僕の心もその通り動きました、ご苦労様です。

×と◯と罪でも、洗脳でも、自分なりの正解を肯定してきたのに、ここに来てこんな曲調でも同じテーマ伝えられるんですね、表現の豊かさには開いた口がふさがりません。その言葉で声でいったいどれだけの人の涙を溢れさせてきたんでしょう。

そして疲れてもいないのに、敢えて2番を歌わない演出、、、想いは分かりますが、あんな綺麗な合唱曲として成立させてしまうことで、今後の教育界合唱コンなどにも大きな影響を及ぼしてしまいます。

どちらも罪深いことです、一生どうか末永く音楽活動を続けていただかないと割にあいません。

これらを通して今回の2曲の出来が何点だったのかを改めて自問自答してほしいと思います。制限時間も解答用紙も採点基準も設けません。あなた方の音楽人生において答えを出してもらえたらそれで結構です。それが腑に落ちるまで、もしくは落ちなくなるまで、これからも耳を傾けていきたいと思います。

 

 

<終わりに>

こういったひねくれた表現による賛辞に挑戦してみました。1アーティストの発した言葉や想いは受け取り方の心情によって大きく変わります。今の自分が手放しで「いいね、これ!」と言えないのは、「30代にも向けて曲作ってくれ!」というタダの嫉妬なのかもしれません。なぜかどうしてもこの気持ちを文字にしたくて綴りました(笑

 

今回、RADWIMPS1000人の若者で仕上げた2曲は真っ直ぐすぎて綺麗すぎて、何かフィルターをかけて、ゆっくり飲み込まないと、せめてお湯割りくらいにしないと、うがった言葉で回りくどく伝えないと、そのナニカに浄化されてしまうのではないかと思うくらい29歳には衝撃でした。本当に良かった!

 

この曲を純粋にロックで一気飲みできる世代が本当にうらやましい!!あー皆んなキラキラしてんな、いいな、すごいなと思いながら、過去と現実を何往復もしながら見てた。筋肉体操が現世に引き戻してくれなかったら、きっとテレビの前で画面越しのキラキラと自分の立ち位置を比較して戸惑っていたのかもしれない、それだけ夢中になれたRADWIMPSと若者の18祭。RADWIMPSなんて偉大なものを好きでいて良かった。今後とも末永く彼らの音楽活動に耳を傾けたいと思います

 

 

MwOf(三河wimperオフ会):通称モフ会の幹事より

 

愛知県西三河でRADカラオケを主催しているアカウントはこちら。

5周年、35回開催、平均動員数25名。

Twitterアカウントはこちら→

twitter.com